パワポケ10バトルディッガー編は、シリーズの裏サクセスの中では遊びやすいほうです。
ただし、遊び終えても話は分からないままです。
クリアしたうえでの評価を書きます。
良かったところ、不満だったところ、誰に勧めるかといった内容です。
毎回違う展開になるのが面白い
遺跡の中身はローグライクです。
マップは全80パターンからランダムに選ばれるので、同じ遺跡でも潜るたびに構造が変わります。
覚えたとおりになぞる遊びにならないので、何周しても面白いのは確かです。
もう1つが進行の緩さです。
第1章に50日の期限はありますが、やることに対して日数が足りなくなる感覚はありません。
第2章に至っては期限そのものがありません。
クルエイチ同じ裏サクセスでも、ハタ人間編はゲーム内の時間進行がかなりシビアでした。あれと比べると、こちらは落ち着いて遊べます。
謎が残ったまま終わる


いちばんの不満はここです。
ラスボスの天使が何者なのか。
ヤシャが何を抱えているのか。
どれも10裏を最後まで遊んでも分かりません。
10裏はシリーズを通しても割と重要なシーンが含まれているのですが、真相はパワポケ14を遊ばないと分からないという始末。
これは謎を残すだけで回収されないので、ストーリーを楽しもうとするとモヤモヤします。
私は14まで遊んだので答え合わせができました。
ただ、10裏だけを手に取った人がこの読後感を抱えることになるのは、擁護しにくいところです。
難易度のばらつきが大きい
遺跡は山・塔・森の3つですが、どの順番で回るかは陣営が決めます。
そして敵のレベルは遺跡の種類ではなく、何番目に潜るかで決まります。
3つ目の遺跡は、20階で敵のレベルが約77になります。
1つ目の同じ20階が約22ですから、同じ「最下層」でも別のゲームです。
仲間の集まり方も陣営で変わります。
17人のうち9人は陣営ごとの固有メンバーで、1周で集まるのは自分の陣営のぶんと無所属8人だけです。
目当ての人がいても、陣営を選び直さないと会えません。
これは周回を促す設計でもあるのですが、1周目に当たり外れが出るのは確かです。
音楽は遺跡が良い
遺跡の中でかかる曲がその遺跡の空気をよく出しています。
穏やかなところと不気味なところの差が、曲だけで分かります。
| 曲名 | かかる場面 |
|---|---|
| エクスプローラー | 山の遺跡 |
| ルンルンルインズ | 塔の遺跡 |
| グリーンだよん | 森の遺跡 |
| ジ・アースパワー | 溶岩マップ |
| 水は命… | 地底湖マップ |



レッドローズのテーマ曲「今夜貴方のハートも頂きます」、個人的にめっちゃ好きなんですよね。
一方で戦闘中の曲は印象に残りませんでした。
遺跡の曲がこれだけ作り込まれているぶん、そこだけ物足りません。
シリーズの中では路線を作った作品


裏サクセスは作品ごとに別物ですが、ローグライクとRPGの路線を作ったのは本作だと思っています。
11以降の裏サクセスは、この方向を引き継いでRPG色を強めていきます。
そちらと並べると、本作はまだ粗削りです。
ただ、粗削りであることと面白くないことは別です。
勧める人・勧めない人
まとめ
遊びやすさは裏サクセスの中でも上のほうです。
毎回違う遺跡が出てきて、時間にも追われません。1周が重くないので、最後まで走り切れます。
ただし話は分からないまま終わります。
天使もヤシャも、10裏の中では答えが出ません。1作だけで完結する読後感を求めるなら向きません。
買うなら第1章までを本編だと思ってください。
第2章は選手を作るための作業です。そこまで含めてやり込む前提で手に取ると、単調さのほうが先に来ます。


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